違憲判決の効力

行政書士違憲判決の方法と効力」の問題

憲法違憲判決の効力難易度:hard
最高裁判所による違憲審査の方法および違憲判決の効力に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1最高裁判所が法令を違憲と判断した場合、その法令は当然に遡って廃止され、国会の改廃手続を要しない。
2法令の規定そのものは合憲としつつ、当該事件への適用が違憲となるとする適用違憲の手法は認められていない。
3最高裁判所は具体的事件を離れ、抽象的に法令の違憲審査を行う権限を当然に有するものとされている。
4違憲判決の効力につき一般的効力説に立つと、違憲とされた法令は当該事件においてのみ効力を失うとされる。
5個別的効力説に立つと、違憲とされた法令はその事件に限り適用が排除されると解される。
正解
5個別的効力説に立つと、違憲とされた法令はその事件に限り適用が排除されると解される。

通説である個別的効力説は、違憲審査が付随的審査制であることから、違憲判決の効力は当該事件に限り及び、違憲とされた法令の適用がその事件で排除されるにとどまる(法令自体は当然には失効しない)と解する。

?選択肢ごとの解説

1 ×違憲法令が当然に遡って廃止され改廃手続不要との誤り。個別的効力説では法令は当然には失効せず、廃止には立法措置を要する。
2 ×適用違憲の手法が認められていないとの誤り。法令を合憲としつつ当該適用を違憲とする適用違憲は判例上認められる。
3 ×具体的事件を離れ抽象的審査ができるとの誤り。警察予備隊違憲訴訟は付随的審査制を採り抽象的審査を否定した。
4 ×一般的効力説で当該事件のみ効力を失うとの誤り。一般的効力説は法令が一般的・確定的に失効すると解する説であり記述が逆である。
5 ○通説である個別的効力説は、違憲審査が付随的審査制であることから、違憲判決の効力は当該事件に限り及び、違憲とされた法令の適用がその事件で排除されるにとどまる(法令自体は当然には失効しない)と解する。
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ukamiru 過去問 · 行政書士 · gyosei-kenpo-w1-0015

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