法の基礎概念

行政書士法の支配」の問題

基礎法学法の基礎概念難易度:normal
法の支配の原理に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1権力を法で拘束して個人の権利を保障する原理で、英米法に由来し法内容の正当性をも要求する。
2行政活動が法律に基づくことのみを要求し、その法律の内容の当否は一切問題としない形式的原理である。
3君主の意思を最高の法源とし、議会や裁判所による権力の統制を予定しない統治原理をいう。
4裁判所の判断を排除して行政府の自由裁量を広く認め、権力分立を否定することを核心とする原理である。
5成文憲法をもつ国家にのみ妥当し、不文憲法の国では観念しえない近代以降の統治原理であるとされる。
正解
1権力を法で拘束して個人の権利を保障する原理で、英米法に由来し法内容の正当性をも要求する。

法の支配は専断的な国家権力を法で拘束し個人の自由・権利を保障する原理で、英米法に由来する。形式だけでなく法内容の合理性・正当性をも要求する点に特色がある。

?選択肢ごとの解説

1 ○法の支配は専断的な国家権力を法で拘束し個人の自由・権利を保障する原理で、英米法に由来する。形式だけでなく法内容の合理性・正当性をも要求する点に特色がある。
2 ×これは形式的法治主義の説明。法律の根拠のみを問い内容を問わない点で、内容の正当性を求める法の支配とは区別される。
3 ×君主意思を最高法源とするのは人の支配であり、権力を法で縛る法の支配とは正反対の発想である。
4 ×裁判所の統制を排し行政の自由裁量を広げる考えは、司法審査を重視する法の支配と相いれない。
5 ×法の支配はむしろ不文憲法の英国で発展した原理であり、成文憲法の有無を要件とするものではない。
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ukamiru 過去問 · 行政書士 · gyosei-kiso-w1-0001

【行政書士】法の支配の問題と解答・解説|ukamiru 過去問