贈与
行政書士「贈与」の問題
贈与に関する次の記述のうち、民法の規定に照らし正しいものはどれか。
1贈与は、当事者の一方が財産を無償で与える意思を表示するだけで、相手方の受諾を要せず成立する。
2書面によらない贈与は、その履行が終わった部分も含めて、各当事者がいつでも解除できる。
3贈与者は、贈与の目的である物または権利を、目的として特定した時の状態で引き渡せば足りる。
4負担付贈与については、贈与者は担保責任を負わず、双務契約に関する規定も準用されないとされる。
5書面による贈与であっても、引渡し前であれば贈与者は任意にこれを解除することができるとされる。
正解
3.贈与者は、贈与の目的である物または権利を、目的として特定した時の状態で引き渡せば足りる。
贈与者は、贈与の目的物または権利を、贈与の目的として特定した時の状態で引き渡し、または移転することを約したものと推定される(民法551条1項)。
?選択肢ごとの解説
1 ×受諾を要せず成立する点が誤り。贈与は当事者の一方の意思表示と相手方の受諾で成立する諾成契約である(549条)。
2 ×履行終了部分も解除できる点が誤り。書面によらない贈与でも履行の終わった部分は解除できない(550条)。
3 ○贈与者は、贈与の目的物または権利を、贈与の目的として特定した時の状態で引き渡し、または移転することを約したものと推定される(民法551条1項)。
4 ×負担付贈与に双務規定が準用されない点が誤り。負担付贈与には双務契約の規定が準用される(553条)。
5 ×書面贈与を任意に解除できる点が誤り。書面による贈与は履行前でも解除できない(550条反対解釈)。
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ukamiru 過去問 · 行政書士 · gyosei-minpo-w1-0013
