法律行為
行政書士「公序良俗」の問題
公序良俗に反する法律行為に関する次の記述のうち、民法の規定および判例に照らし正しいものはどれか。
1公の秩序または善良の風俗に反する法律行為は、その効力を生じず無効となるものとされている。
2公序良俗に違反する契約も、当事者の双方が履行を完了したときは有効なものに転化する。
3暴利行為は相手方の窮迫に乗じたものであっても、対価が定められている限り常に有効である。
4愛人関係を維持継続する目的でされた贈与は、その動機が表示されない限り無効となる余地はない。
5公序良俗違反に当たるか否かの判断は契約成立後の事情のみを基準とし、行為時の事情は考慮しない。
正解
1.公の秩序または善良の風俗に反する法律行為は、その効力を生じず無効となるものとされている。
公の秩序又は善良の風俗に反する法律行為は無効である(民法90条)。社会的妥当性を欠く行為の効力を否定する一般条項である。
?選択肢ごとの解説
1 ○公の秩序又は善良の風俗に反する法律行為は無効である(民法90条)。社会的妥当性を欠く行為の効力を否定する一般条項である。
2 ×履行完了で有効化する点が誤り。公序良俗違反は当初から無効であり履行や追認で有効とはならない。
3 ×対価があれば常に有効とする点が誤り。窮迫等に乗じ著しく不当な利益を得る暴利行為は90条で無効となりうる。
4 ×無効の余地がないとする点が誤り。不倫関係の維持継続を目的とする贈与等は公序良俗違反で無効となりうる。
5 ×行為時を考慮しない点が誤り。公序良俗違反の有無は原則として法律行為の時を基準に判断される。
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