物権の効力
行政書士|物権的請求権に関する
物権的請求権に関する次の記述のうち、判例・通説に照らし正しいものはどれか。
1物権的請求権は債権であるから、行使しないまま10年が経過すれば時効によって消滅する。
2所有権に基づく返還請求権は、占有を全面的に奪われた所有者が占有者に返還を求めるものである。
3所有権に基づく妨害排除請求権は、相手方に故意または過失があるときに限って行使できる。
4所有権に基づく妨害予防請求権は、現実に妨害が生じた後でなければこれを行使することができない。
5所有権に基づく返還請求権は、相手方が占有を正当化する権原を有していても常に認められる。
正解
2.所有権に基づく返還請求権は、占有を全面的に奪われた所有者が占有者に返還を求めるものである。
所有権に基づく返還請求権は、占有を全面的に奪われた所有者が現占有者に対し物の返還を求める物権的請求権である。
?選択肢ごとの解説
1 ×債権で10年時効消滅とする点が誤り。物権的請求権は物権から派生し独立に時効消滅しないと解される。
2 ○所有権に基づく返還請求権は、占有を全面的に奪われた所有者が現占有者に対し物の返還を求める物権的請求権である。
3 ×故意過失を要件とする点が誤り。妨害排除は妨害状態の存在で足り相手方の帰責性を要しない。
4 ×妨害発生後に限る点が誤り。妨害予防はそのおそれがある段階で行使できる。
5 ×正当な権原があっても認められる点が誤り。占有正権原があれば返還請求は認められない。
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作成・校閲:ukamiru編集部 · 最終更新 2026-08-15 · 行政書士 過去問 · gyosei-minpo-w3-0012
