法の解釈
行政書士「文理解釈と論理解釈」の問題
法令の解釈方法のうち、文理解釈の説明として最も適切なものはどれか。
1立法者が制定当時いだいていた主観的意図を立法資料から探り、それに従って条文の意味を確定する方法である。
2法令全体の体系的な整合性を重んじ、他の条文との関連から規定の意味を導く方法である。
3条文の文言や文法構造に即して、言葉のもつ通常の意味に従って法令を解釈する方法をいう。
4立法の目的や社会的な必要に着目し、文言を離れて妥当な結論を導くことを重んじる解釈の方法である。
5類似する事項を定めた他の規定の趣旨を、明文を欠く事案に及ぼして同じ扱いをする解釈の方法である。
正解
3.条文の文言や文法構造に即して、言葉のもつ通常の意味に従って法令を解釈する方法をいう。
文理解釈は条文の文言や文法構造に忠実に、言葉のもつ通常の意味に従って法令の意味を明らかにする方法で、解釈の出発点とされる。
?選択肢ごとの解説
1 ×これは立法者意思説(主観的解釈)の説明。制定者の意図を探る点で、文言自体に着目する文理解釈とは異なる。
2 ×これは体系的解釈(論理解釈の一種)の説明。条文相互の関連から意味を導く点で文理解釈と区別される。
3 ○文理解釈は条文の文言や文法構造に忠実に、言葉のもつ通常の意味に従って法令の意味を明らかにする方法で、解釈の出発点とされる。
4 ×これは目的論的解釈の説明。文言を離れ立法目的を重視する点で、文言に即する文理解釈とは対照的である。
5 ×これは類推解釈の説明。明文のない事案を補う技法であり、文言の意味を確定する文理解釈とは異なる。
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