文章理解:設問の根拠を本文に戻って確かめる
文章理解の基本として、先に設問を読み、求められる方向を確認し、本文の根拠に戻って、言い換えを照合する順序を学びます。本文にない補足を足さないことを中心に、基礎知識・択一で安定して判断するための見方を整理します。出題範囲や試験年度の扱いは受験年度の公式情報で確認してください。
動画の視聴は会員向けです要点
- 設問が求める方向を先に確認する。
- 答えは印象ではなく本文の根拠で判断する。
- 本文と設問の言い換えを丁寧に照合する。
- 本文にない補足や常識を足さない。
判断のルール
- 最初に設問を読み、何を選ぶのかを明確にする。
- 各候補について本文の対応箇所へ戻る。
- 主語、対象、程度、条件が同じかを確認する。
- 本文に書かれていない理由や評価で判断しない。
例題
例題1例題1 設問の方向を先に確かめる
本文:『会議では、結論を急ぐより、まず情報を整理することが大切だと述べられた。』 設問:本文の内容と一致するものはどれか。 A「会議では最初に結論を決めることが最も大切である。」 B「会議では情報整理が結論を急ぐことより重視されている。」
答えB
考え方設問は『一致するもの』を選ぶ問題です。本文の根拠は『結論を急ぐより、まず情報を整理することが大切』という部分です。Aは本文と逆の内容です。Bは『情報整理が結論を急ぐことより重視されている』と、本文を言い換えています。したがって本文と一致します。
確かめ一致か不一致かという設問の方向を先に確認できたか。本文の『より』『まず』という比較や順序の意味を落とさず見られたか。
例題2例題2 本文の根拠に戻る
本文:『この町の図書館は、平日は静かな学習の場として利用されることが多い。一方、休日は親子向けの催しが開かれることもある。』 設問:本文からはいえないものはどれか。 A「平日には学習の場として利用されることが多い。」 B「休日には必ず親子向けの催しが開かれる。」
答えB
考え方設問は『本文からはいえないもの』を選びます。Aは本文の前半そのままなのでいえます。Bは『開かれることもある』を『必ず開かれる』と言い換えており、程度が強くなっています。本文は毎回開くとは述べていないため、Bは本文からはいえません。
確かめ本文の『ことが多い』『こともある』のような程度表現に注意できたか。根拠に戻って、言い過ぎになっていないかを確かめられたか。
例題3例題3 本文にない補足を足さない
本文:『新しい案内板は、来訪者が建物の入口を見つけやすくするために設置された。』 設問:本文の内容として適切なものはどれか。 A「案内板は、建物の外観を美しく見せる目的でも設置された。」 B「案内板は、来訪者が入口を見つけやすくするために設置された。」
答えB
考え方本文の根拠は『来訪者が建物の入口を見つけやすくするため』です。Bは本文そのままです。Aは『外観を美しく見せる目的』を付け足していますが、そのような目的は本文に書かれていません。もっともらしく見えても、本文にない補足は根拠にできないので不適切です。
確かめ自分の常識や想像で目的を追加していないか。本文に明示された内容だけで判断する姿勢を保てたか。
よくある間違い
設問の方向を確認せずに本文を読み始める。
本文を見返さず、記憶や雰囲気で選ぶ。
似た語句だけで一致すると決めてしまう。
本文にない理由や例外を自分で補ってしまう。
この講で覚えること
設問が求める方向を先に確認する。・答えは印象ではなく本文の根拠で判断する。・本文と設問の言い換えを丁寧に照合する。
章立て
- 0:00導入
- 0:26中心概念
- 1:08重要用語
- 1:52基本ルール
- 2:19判断手順
- 2:50確認ケース1
- 3:16確認ケース2
- 4:22確認ケース3
- 5:24よくある誤り
- 6:31まとめ
いまの出題範囲では問われない論点
- 公式問題の文章転載、速読法の保証、特定作品の読解は扱わない。
出題範囲の基準:行政書士・2026年度試験範囲(法令基準日 2026-04-01) 時点のシラバス。
登録は1分・クレジットカード不要。無料のまま練習・暗記カード・模試まで使えます。
