文章理解
行政書士「文章理解」の問題
情報が瞬時に検索できる時代に、図書館はもう要らないという声を聞く。だが図書館の現場を見ると、その役割はむしろ広がりつつある。
ア 情報が有料化され、探す技術に格差が生まれるほど、この保障の価値はかえって高まる。
イ たしかに、単に本を借りる場としてだけ見れば、図書館の存在感は薄れたかもしれない。
ウ つまり図書館の本質は、本の倉庫ではなく、知への入口をすべての人に開くことにあるのである。
エ しかし図書館は、誰でも無料で情報にたどり着けることを保障する、数少ない公共空間である。
オ さらに近年は、居場所を求める人々を受け入れる、地域の拠り所としての役割も注目されている。
空欄に入る文章をア〜オの各文を並べ替えて作る場合、その順序として妥当なものはどれか。
1エ→イ→ア→オ→ウ
2イ→エ→ア→ウ→オ
3ウ→イ→エ→ア→オ
4イ→ア→エ→ウ→オ
5イ→エ→ア→オ→ウ
正解
5.イ→エ→ア→オ→ウ
導入文の話題をイが受け、イ→エ→ア→オ→ウの順で各文の接続詞と指示語が一本の論旨として連鎖する。
?選択肢ごとの解説
1 ×エ(逆接の「しかし」)が冒頭に来ると、導入文の直後に受けるべき前提の文がなく、接続が成立しない。
2 ×結びのウ(帰結の「つまり」)がオより前に置かれ、論旨の帰結が根拠に先行してしまう。
3 ×ウ(帰結の「つまり」)を冒頭に置くと、導入文から直接つながらず、全体の締めくくりの位置も失われる。
4 ×ア(話題の提示)がエより前に来ると、受けるべき内容が前に存在せず、照応が破綻する。
5 ○導入文の話題をイが受け、イ→エ→ア→オ→ウの順で各文の接続詞と指示語が一本の論旨として連鎖する。
文章理解の他の問題
気候変動への対策は、費用を今の世代が負い、恩恵を将来の世代が受けるという構図を持つ。この構図は、倫理の分野に新しい問いを投げ…インターネット上では、名前を明かさずに発言することができる。この匿名性は、ネット社会の光と影の両方の源泉となってきた。その功…昆虫を食料として利用する動きが、世界的に注目されている。奇抜な話題として語られがちだが、その背景には食料問題への切実な危機感…空の虹を何色と数えるかは、実は言語や文化によって異なる。色は自然の側にあるのではなく、人間の側が切り分けているのである。この…成人式や葬儀のような儀礼は、形式的で中身がないと批判されることがある。しかし儀礼の形式性にこそ、その働きの核心があるという見…ある言語には雪を細かく言い分ける語彙が豊富にある、といった逸話は、言語が思考を決定するという説の証拠としてしばしば持ち出され…「技術それ自体は中立であり、善悪はもっぱら使い方に宿る」。刃物は料理にも凶行にも使える、という譬えとともに、この見方は広く受…都市は冷たい、とよく言われる。隣人の名も知らず、すれ違う人々は互いに無関心であり、かつての村落が持っていた濃密な人間関係は失…
登録は1分・クレジットカード不要。無料のまま練習・暗記カード・模試まで使えます。
作成・校閲:ukamiru編集部 · 行政書士 過去問 · gyosei-kiso8-0095
