司法権

行政書士裁判所法3条にいう「法律上の争訟」について、最高裁判所の立場

憲法司法権難易度:normal
裁判所法3条にいう「法律上の争訟」について、最高裁判所の立場として最も適切なものはどれか。
1抽象的に法令の解釈や効力を争う訴訟も、公益に関わる限り法律上の争訟として審査の対象となる。
2当事者間の具体的な権利義務に関する紛争で、法令の適用により終局的に解決できるものをいう。
3信仰の対象の価値や宗教上の教義に関する判断も、それ自体が法律上の争訟に当たり審査される。
4国家試験における合格・不合格の判定の当否も、法律上の争訟として裁判所の審査に服する。
5単なる事実の存否や学問上の論争であっても、社会的に重大であれば法律上の争訟に含まれる。
正解
2.当事者間の具体的な権利義務に関する紛争で、法令の適用により終局的に解決できるものをいう。

法律上の争訟とは、当事者間の具体的な権利義務ないし法律関係の存否に関する紛争であって、かつ、それが法令の適用により終局的に解決することができるものをいう(板まんだら事件等)。この二要件を満たすものが司法権の対象となる。

?選択肢ごとの解説

1 ×抽象的に法令を争う訴訟も対象となるとの誤り。具体的事件性を欠く抽象的審査は法律上の争訟でない。
2 ○法律上の争訟とは、当事者間の具体的な権利義務ないし法律関係の存否に関する紛争であって、かつ、それが法令の適用により終局的に解決することができるものをいう(板まんだら事件等)。この二要件を満たすものが司法権の対象となる。
3 ×教義の判断自体が審査されるとの誤り。信仰の対象の価値や教義の判断は法令適用で解決できず争訟性を欠く。
4 ×国家試験の合否判定が審査に服するとの誤り。学問・技術上の判定の当否は法律上の争訟に当たらない。
5 ×事実の存否や学問上の論争も含まれるとの誤り。具体的権利義務性と終局的解決可能性を欠き対象外である。
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作成・校閲:ukamiru編集部 · 最終更新 2026-08-15 · 行政書士 過去問 · gyosei-kenpo-w3-0017

【行政書士】裁判所法3条にいう「法律上の争訟」について、最高裁判所の立場|正解「当事者間の具体的な権利義務に…」|ukamiru 過去問