代理
行政書士「代理権の濫用」の問題
代理権の濫用に関する次の記述のうち、民法の規定に照らし正しいものはどれか。
1代理人が自己の利益を図る意図で代理行為をしても、客観的に権限内であれば本人は常に効果を免れない。
2代理権の濫用があった場合、その行為は当然に無効であり、相手方の主観を問う余地はない。
3代理権の濫用は無権代理の問題であり、本人は追認しない限り一切その効果を引き受けない。
4代理人が権限を濫用した場合、相手方が善意であっても本人は表見代理の責任を免れる。
5代理人が利益を図る目的で権限内の行為をし、相手方が目的を知り得たときは無権代理とみなされる。
正解
5.代理人が利益を図る目的で権限内の行為をし、相手方が目的を知り得たときは無権代理とみなされる。
代理人が自己等の利益を図る目的で権限内の行為をし、相手方がその目的を知り又は知り得たときは無権代理行為とみなされる(107条)。
?選択肢ごとの解説
1 ×本人が常に効果を免れない点が誤り。相手方が目的を知り得たときは無権代理として効果が及ばない。
2 ×当然無効で主観を問わない点が誤り。107条は相手方の悪意・有過失を要件として無権代理とみなす。
3 ×常に無権代理とする点が誤り。権限内の行為であり相手方が善意無過失なら有効に効果が帰属する。
4 ×善意でも責任を免れる点が誤り。相手方が善意無過失なら本人に効果が帰属し免れない。
5 ○代理人が自己等の利益を図る目的で権限内の行為をし、相手方がその目的を知り又は知り得たときは無権代理行為とみなされる(107条)。
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