特殊の不法行為
行政書士「責任無能力者の監督者責任」の問題
責任無能力者の監督義務者の責任に関する次の記述のうち、民法の規定および判例に照らし正しいものはどれか。
1責任無能力者を監督する義務者は、無過失責任を負い免責が認められる余地は一切ない。
2責任無能力者がその責任を負わない場合、原則として監督義務者が損害を賠償する責任を負う。
3監督義務者は、加害行為と損害との因果関係がないことを立証しなければ免責されない。
4未成年者が責任能力を有する場合には、親権者が損害賠償責任を負うことはおよそない。
5監督義務者の責任は、被害者が監督義務者の過失を立証して初めて認められる過失責任であるとされる。
正解
2.責任無能力者がその責任を負わない場合、原則として監督義務者が損害を賠償する責任を負う。
責任能力のない者がその責任を負わない場合、これを監督する法定義務者(親権者等)が原則として損害賠償責任を負う(714条1項本文)。
?選択肢ごとの解説
1 ×免責の余地が一切ない点が誤り。監督義務を怠らなかったこと等を立証すれば免責される(714条但書)。
2 ○責任能力のない者がその責任を負わない場合、これを監督する法定義務者(親権者等)が原則として損害賠償責任を負う(714条1項本文)。
3 ×因果関係不存在の立証を要する点が誤り。免責は監督義務懈怠がないこと等の立証による中間責任である。
4 ×責任能力ある未成年で親が責任を負わない点が誤り。判例は監督義務違反と損害に相当因果関係があれば709条で親の責任を認める。
5 ×被害者が過失を立証する過失責任とする点が誤り。立証責任が転換された中間責任である。
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ukamiru 過去問 · 行政書士 · gyosei-minpo-w3-0022
