行政行為
行政書士「違法性の承継」の問題
先行行為と後行行為の間における違法性の承継に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1先行行為と後行行為が連続する一連の手続であっても、違法性の承継は一切認められないのが判例の立場である。
2先行行為に出訴期間内に争えた違法があれば、後行行為の取消訴訟では常にその違法を主張できるのが原則である。
3違法性の承継は、先行行為と後行行為が相互に独立し別個の目的を有する場合に広く認められるものである。
4先行行為が無効でない限り、後行行為を争う訴訟で先行の違法を主張することはできない。
5両行為が相結合し一つの法効果の実現をめざす場合、後行行為で先行の違法を主張する余地がある。
正解
5.両行為が相結合し一つの法効果の実現をめざす場合、後行行為で先行の違法を主張する余地がある。
判例は、先行行為と後行行為が相結合して一つの法律効果の実現を目指す一連の手続を構成する場合には、例外的に違法性の承継を認め、後行行為の取消訴訟で先行行為の違法を主張しうるとする。
?選択肢ごとの解説
1 ×承継が一切認められないとの誤り。判例は一定の要件の下で例外的に承継を肯定している。
2 ×常に主張できるとの誤り。原則は先行行為に公定力・不可争力が及び後行訴訟での主張は遮断される。
3 ×独立・別目的の場合に広く認めるとの誤り。承継が認められるのはむしろ目的の一体性がある場合である。
4 ×無効でない限り絶対に許されないとの誤り。一体性ある手続では取消事由でも承継が認められうる。
5 ○判例は、先行行為と後行行為が相結合して一つの法律効果の実現を目指す一連の手続を構成する場合には、例外的に違法性の承継を認め、後行行為の取消訴訟で先行行為の違法を主張しうるとする。
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ukamiru 過去問 · 行政書士 · gyosei-gyousei-w2-0005
