精神的自由
行政書士「わいせつ表現の規制」の問題
わいせつ文書の規制と表現の自由に関する最高裁判所の立場として、最も適切なものはどれか。
1わいせつ文書の頒布も思想の表明である以上、刑罰による規制は表現の自由を侵し違憲である。
2わいせつ性の有無は作品の芸術的価値のみで判断され、社会通念は判断要素とはされていない。
3わいせつ文書規制は検閲に当たるため、行政機関による事前の規制としてのみ許容される。
4わいせつ性は文書の一部の章句だけを取り出して、その部分のみを基準に判断すべきとされる。
5性的秩序や性道徳の維持は公共の福祉の内容をなし、わいせつ文書の頒布規制は合憲である。
正解
5.性的秩序や性道徳の維持は公共の福祉の内容をなし、わいせつ文書の頒布規制は合憲である。
最大判昭32.3.13(チャタレー事件)は、性的秩序を守り最少限度の性道徳を維持することは公共の福祉の内容をなすとし、刑法175条によるわいせつ文書頒布の規制を合憲と判断した。
?選択肢ごとの解説
1 ×刑罰規制を一律に違憲とする誤り。判例は公共の福祉を根拠に175条の規制を合憲としている。
2 ×芸術的価値のみで判断するとの誤り。判例はわいせつ概念を社会通念に照らして判断するとした。
3 ×わいせつ規制が検閲で事前規制のみ許されるとの誤り。175条は事後処罰であり検閲には当たらない。
4 ×一部の章句のみで判断するとの誤り。わいせつ性は文書全体との関連で判断すべきとされる。
5 ○最大判昭32.3.13(チャタレー事件)は、性的秩序を守り最少限度の性道徳を維持することは公共の福祉の内容をなすとし、刑法175条によるわいせつ文書頒布の規制を合憲と判断した。
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ukamiru 過去問 · 行政書士 · gyosei-kenpo-w3-0005
