文章理解
行政書士「文章理解」の問題
忘れっぽさは欠点として語られるのが普通である。しかし記憶の研究が進むにつれ、忘却の持つ積極的な働きが次第に明らかになってきた。
ア つまり忘却は、記憶の失敗ではなく、記憶を使えるものにするための整理の働きなのである。
イ 重要度の低い情報を薄れさせることで、脳は必要な情報を取り出しやすくしている。
ウ この見方に立てば、忘れることへの過度な不安は、いくらか和らげられるはずである。
エ 人間の脳は、経験したことのすべてを同じ強さで保存しているわけではない。
オ もし何一つ忘れられないとしたら、私たちは些細な記憶の洪水に押し流されてしまうだろう。
空欄に入る文章をア〜オの各文を並べ替えて作る場合、その順序として妥当なものはどれか。
1イ→エ→オ→ア→ウ
2エ→イ→オ→ウ→ア
3エ→イ→オ→ア→ウ
4ウ→エ→イ→オ→ア
5エ→オ→イ→ウ→ア
正解
3.エ→イ→オ→ア→ウ
導入文の話題をエが受け、エ→イ→オ→ア→ウの順で各文の接続詞と指示語が一本の論旨として連鎖する。
?選択肢ごとの解説
1 ×イ(話題の提示)が冒頭に来ると、導入文の直後に受けるべき前提の文がなく、接続が成立しない。
2 ×結びのウ(指示語「この〜」)がアより前に置かれ、論旨の帰結が根拠に先行してしまう。
3 ○導入文の話題をエが受け、エ→イ→オ→ア→ウの順で各文の接続詞と指示語が一本の論旨として連鎖する。
4 ×ウ(指示語「この〜」)を冒頭に置くと、導入文から直接つながらず、全体の締めくくりの位置も失われる。
5 ×オ(仮定の「もし」)がイより前に来ると、受けるべき内容が前に存在せず、照応が破綻する。
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作成・校閲:ukamiru編集部 · 行政書士 過去問 · gyosei-kiso8-0073
