国家賠償法

行政書士立法行為・司法行為と国家賠償」の問題

行政法国家賠償法難易度:normal
立法作用および司法作用に対する国家賠償に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1国会議員の立法行為は、立法の内容が違憲であれば一事をもって直ちに国賠法上違法となる。
2立法不作為は、違憲が明白であるのに長期間これを怠った場合には国賠法上違法となりうる。
3立法行為や立法不作為は統治行為に属するため、いかなる場合も国家賠償の対象とはなりえないとされる。
4裁判官のした裁判は、上級審で取り消され違法と判断されれば、当然に国家賠償法上も違法と評価される。
5裁判官の職務行為は、軽過失による誤った裁判であっても国家賠償法上違法となるのが判例の立場である。
正解
2立法不作為は、違憲が明白であるのに長期間これを怠った場合には国賠法上違法となりうる。

判例は、国会議員の立法不作為が、国民に憲法上保障された権利行使の機会を確保するため立法措置を執ることが必要不可欠で明白であるのに正当な理由なく長期にわたり怠った場合等には、例外的に国家賠償法上違法となりうるとする。

?選択肢ごとの解説

1 ×立法内容が違憲なら直ちに違法となるとの誤り。違法評価は立法行為自体の評価とは区別される。
2 ○判例は、国会議員の立法不作為が、国民に憲法上保障された権利行使の機会を確保するため立法措置を執ることが必要不可欠で明白であるのに正当な理由なく長期にわたり怠った場合等には、例外的に国家賠償法上違法となりうるとする。
3 ×統治行為として一切対象外との誤り。判例は例外的に立法不作為の賠償責任を認めている。
4 ×上級審で取り消されれば当然に違法との誤り。違法には裁判官の付与された権限の逸脱を要する。
5 ×軽過失の誤判で違法となるとの誤り。裁判の違法には特別の事情が必要とされる。
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ukamiru 過去問 · 行政書士 · gyosei-gyousei-w3-0017

【行政書士】立法行為・司法行為と国家賠償の問題と解答・解説|ukamiru 過去問