行政事件訴訟法
行政書士「取消訴訟における違法判断の基準時」の問題
取消訴訟における処分の違法判断の基準時に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1取消訴訟における処分の違法性は、判決を言い渡す時点を基準として判断するものとされる。
2取消訴訟においては、処分時を基準として処分の違法性を判断するのが判例および通説の立場である。
3違法判断の基準時は、訴訟の口頭弁論終結時と処分時のいずれかを裁判所が任意に選べるとするのが判例である。
4取消訴訟の違法判断は処分後の法令改正をも考慮し、口頭弁論終結時の法令に基づいて行うとするのが判例である。
5不作為の違法確認訴訟の違法判断も、処分時を基準として判断するのが判例の確立した立場であるとされる。
正解
2.取消訴訟においては、処分時を基準として処分の違法性を判断するのが判例および通説の立場である。
取消訴訟は行政庁がした処分の違法性を事後的に審査する訴訟であるから、その違法判断は処分がされた時点における事実状態および法令を基準として判断する処分時説が判例通説である。
?選択肢ごとの解説
1 ×判決言渡し時を基準とする誤り。違法判断は処分時を基準とするのが通説である。
2 ○取消訴訟は行政庁がした処分の違法性を事後的に審査する訴訟であるから、その違法判断は処分がされた時点における事実状態および法令を基準として判断する処分時説が判例通説である。
3 ×裁判所が任意に選べるとの誤り。基準時は処分時に固定され任意選択ではない。
4 ×処分後の法令改正を考慮するとの誤り。処分時説では処分後の事情変動は考慮しない。
5 ×不作為の違法確認も処分時基準との誤り。不作為の違法確認は口頭弁論終結時を基準とする。
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