文章理解
行政書士「文章理解」の問題
時間は誰にとっても同じ速さで流れる客観的なものだと、私たちは考えがちである。しかし文化の違いに目を向けると、時間の捉え方は一様ではない。
ア ある社会では、時計の示す時刻に従って行動を細かく区切ることが当然とされている。
イ 後者の社会では、約束の時間に遅れることが、必ずしも無礼とは受け取られないという。
ウ それゆえ、異文化との交流では、相手の時間感覚を劣ったものと見なさない姿勢が重要になる。
エ これに対し、出来事の区切りや人との関係を優先し、時刻には緩やかに従う社会もある。
オ こうした違いは、どちらが正しいかという問題ではなく、生活の秩序の作り方の違いである。
空欄に入る文章をア〜オの各文を並べ替えて作る場合、その順序として妥当なものはどれか。
1エ→ア→イ→オ→ウ
2ア→エ→イ→ウ→オ
3ウ→ア→エ→イ→オ
4ア→イ→エ→ウ→オ
5ア→エ→イ→オ→ウ
正解
5.ア→エ→イ→オ→ウ
導入文の話題をアが受け、ア→エ→イ→オ→ウの順で各文の接続詞と指示語が一本の論旨として連鎖する。
?選択肢ごとの解説
1 ×エ(対比の「これに対し」)が冒頭に来ると、導入文の直後に受けるべき前提の文がなく、接続が成立しない。
2 ×結びのウ(結論の「それゆえ」)がオより前に置かれ、論旨の帰結が根拠に先行してしまう。
3 ×ウ(結論の「それゆえ」)を冒頭に置くと、導入文から直接つながらず、全体の締めくくりの位置も失われる。
4 ×イ(話題の提示)がエより前に来ると、受けるべき内容が前に存在せず、照応が破綻する。
5 ○導入文の話題をアが受け、ア→エ→イ→オ→ウの順で各文の接続詞と指示語が一本の論旨として連鎖する。
文章理解の他の問題
人工知能が絵を描き、文章を書く時代になった。機械に創造性が宿ったのかという問いが、改めて注目を集めている。この問いに答えるに…かつて方言は、矯正すべき話し方として扱われた時代があった。しかし今日では、方言を地域の財産として見直す動きが広がっている。…博物館とは古い物を陳列して見せるだけの場所だと思われやすい。だが現代の博物館の活動を見ると、その役割は展示にとどまらないこと…数字は嘘をつかないという言い方がある。しかし、数字の示し方によって印象が大きく変わることを、私たちは日常的に経験している。…遊びは、勉強や仕事の合間の息抜きにすぎないと見なされることが多い。しかし思想の歴史をたどると、遊びはより深い意味を持つ営みと…会話が途切れて沈黙が流れると、気まずさを覚える人は多い。だが沈黙は、単なる言葉の欠如ではなく、それ自体が意味を担う表現でもあ…生物多様性の保全が叫ばれて久しい。しかし、なぜ多様性が大切なのかと問われると、明確に答えられる人は意外に少ない。その答えは、…忘れっぽさは欠点として語られるのが普通である。しかし記憶の研究が進むにつれ、忘却の持つ積極的な働きが次第に明らかになってきた…
登録は1分・クレジットカード不要。無料のまま練習・暗記カード・模試まで使えます。
作成・校閲:ukamiru編集部 · 行政書士 過去問 · gyosei-kiso8-0065
