行政法総論
行政書士「委任命令の限界」の問題
法律の委任に基づき制定される委任命令の限界に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1法律が政令に罰則を委任することは、罪刑法定主義に反し憲法上一切許されないとされる。
2委任命令は法律の委任の範囲内であれば、委任した法律の趣旨に反する内容を定めても適法であるとされている。
3白紙委任か否かを問わず、法律が委任した以上、命令の内容が無効とされる余地はない。
4委任命令が法律の委任の範囲を逸脱するときは、その命令は違法・無効と評価されることがあるとされる。
5委任命令は国民の権利義務に関わる事項を定めるものであるから、その制定には常に国会の議決を要するとされる。
正解
4.委任命令が法律の委任の範囲を逸脱するときは、その命令は違法・無効と評価されることがあるとされる。
委任命令は法律の委任に基づき国民の権利義務を定める法規命令であり、委任の範囲を超えた部分は違法・無効となる。判例も、児童扶養手当法施行令や薬事法施行規則の規定について委任の範囲逸脱を理由に無効と判断した例がある。
?選択肢ごとの解説
1 ×罰則の委任が憲法上一切許されないとする誤り。憲法73条6号但書は具体的委任があれば政令への罰則委任を認める。
2 ×委任の趣旨に反する内容も適法とする誤り。委任の範囲内でも法律の趣旨に反する命令は委任の限界を超え違法となる。
3 ×委任命令が無効となる余地がないとする誤り。白紙委任は許されず、範囲逸脱の命令は無効と評価されうる。
4 ○委任命令は法律の委任に基づき国民の権利義務を定める法規命令であり、委任の範囲を超えた部分は違法・無効となる。判例も、児童扶養手当法施行令や薬事法施行規則の規定について委任の範囲逸脱を理由に無効と判断した例がある。
5 ×委任命令の制定に常に国会の議決を要するとする誤り。委任命令は行政機関が制定するもので国会議決を要しない。
行政法総論の他の問題
この問題の「深掘り・誤答の完全解説・試験のコツ・覚え方」はアプリで。
無料ではじめる →行政書士の全問を、一問ごとにAIの8-ways解説つきで。SRS暗記カード・全真模試・弱点診断まで。まずは無料で。
ukamiru 過去問 · 行政書士 · gyosei-gyousei-w4-0004
