文章理解
行政書士「文章理解」の問題
何を食べるかは個人の好みの問題に見える。しかし食の選択には、その人が属する文化や歴史が深く影を落としている。食文化という言葉が示すように、食は文化の中核をなす営みである。
ア たとえば、内臓や発酵食品を珍味とする地域もあれば、想像するだけで拒む地域もある。
イ それゆえ、他の食文化への嫌悪を口にする前に、自らの基準の由来を振り返る必要がある。
ウ 人は生まれ育つ過程で、何をおいしいと感じ、何を食べ物と見なすかを学んでいく。
エ この違いは味覚の優劣ではなく、それぞれの風土と歴史が作り上げた習慣の違いである。
オ ある文化でごちそうとされるものが、別の文化では食べ物とすら見なされないことは珍しくない。
空欄に入る文章をア〜オの各文を並べ替えて作る場合、その順序として妥当なものはどれか。
1オ→ウ→ア→エ→イ
2ウ→オ→ア→エ→イ
3ウ→オ→ア→イ→エ
4イ→ウ→オ→ア→エ
5ウ→ア→オ→イ→エ
正解
2.ウ→オ→ア→エ→イ
導入文の話題をウが受け、ウ→オ→ア→エ→イの順で各文の接続詞と指示語が一本の論旨として連鎖する。
?選択肢ごとの解説
1 ×オ(話題の提示)が冒頭に来ると、導入文の直後に受けるべき前提の文がなく、接続が成立しない。
2 ○導入文の話題をウが受け、ウ→オ→ア→エ→イの順で各文の接続詞と指示語が一本の論旨として連鎖する。
3 ×結びのイ(結論の「それゆえ」)がエより前に置かれ、論旨の帰結が根拠に先行してしまう。
4 ×イ(結論の「それゆえ」)を冒頭に置くと、導入文から直接つながらず、全体の締めくくりの位置も失われる。
5 ×ア(具体例の「たとえば」)がオより前に来ると、受けるべき内容が前に存在せず、照応が破綻する。
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作成・校閲:ukamiru編集部 · 行政書士 過去問 · gyosei-kiso8-0082
