文章理解
行政書士「文章理解」の問題
建築は私有物であっても、その外観は街を歩くすべての人の目に触れる。ここに、建築が個人の所有物でありながら公共的な性格を帯びる理由がある。
ア つまり建築の自由は、街という共有の空間への責任と釣り合いをとる必要があるのである。
イ 建物は一度建てられると、数十年にわたって街の風景の一部であり続ける。
ウ そのため、個々の建物の姿は、所有者だけでなく、その街に暮らす人々の環境を左右する。
エ こうした事情から、多くの都市では、建物の高さや意匠に一定の決まりを設けている。
オ たとえば、歴史的な街並みに不釣り合いな建物が建てば、地域全体の魅力が損なわれかねない。
空欄に入る文章をア〜オの各文を並べ替えて作る場合、その順序として妥当なものはどれか。
1ウ→イ→オ→エ→ア
2イ→ウ→オ→ア→エ
3ア→イ→ウ→オ→エ
4イ→ウ→オ→エ→ア
5イ→オ→ウ→ア→エ
正解
4.イ→ウ→オ→エ→ア
導入文の話題をイが受け、イ→ウ→オ→エ→アの順で各文の接続詞と指示語が一本の論旨として連鎖する。
?選択肢ごとの解説
1 ×ウ(帰結の「そのため」)が冒頭に来ると、導入文の直後に受けるべき前提の文がなく、接続が成立しない。
2 ×結びのア(帰結の「つまり」)がエより前に置かれ、論旨の帰結が根拠に先行してしまう。
3 ×ア(帰結の「つまり」)を冒頭に置くと、導入文から直接つながらず、全体の締めくくりの位置も失われる。
4 ○導入文の話題をイが受け、イ→ウ→オ→エ→アの順で各文の接続詞と指示語が一本の論旨として連鎖する。
5 ×オ(具体例の「たとえば」)がウより前に来ると、受けるべき内容が前に存在せず、照応が破綻する。
文章理解の他の問題
噂は昔から、あてにならない情報の代名詞とされてきた。それにもかかわらず、噂が消えることはない。噂はなぜ、これほどしぶとく生き…文字を書く機会は、キーボードや音声入力の普及によって急速に減っている。手書きはもはや不要な技能になったのだろうか。この問いに…地球の表面の七割を占める海は、私たちの生活を根底で支えている。しかし、その海の内部について人類が知っていることは、驚くほど少…物のやり取りといえば、代金と商品を交換する売買が思い浮かぶ。しかし人類の歴史では、贈り物のやり取りこそが社会をつなぐ基本的な…絵画は一目で全体を見渡せるが、音楽はそうはいかない。音楽は時間の中でしか存在できない芸術である。この違いは、音楽の聴き方に独…大きな災害のたびに、被災地では住民どうしの助け合いが生まれる。危機はなぜ、日頃は疎遠な人々を結びつけるのだろうか。そこには、…科学や行政の情報は、専門用語なしには正確に語れない。しかし専門用語は、伝える相手によっては理解の壁ともなる。この緊張関係をど…子どもは特別な教育を受けなくても、数年のうちに母語を話せるようになる。この当たり前に見える事実は、考えてみれば不思議に満ちて…
登録は1分・クレジットカード不要。無料のまま練習・暗記カード・模試まで使えます。
作成・校閲:ukamiru編集部 · 行政書士 過去問 · gyosei-kiso8-0084
